「尊い」、オタクだったら一度は使ったことがあるのではないだろうか。

こんにちは、マテチャEXです。
前述の通り、毎日のように推しに対して「尊い」「尊すぎる」「尊み秀吉(?)」と両の手を合わせながら涙を流しています…
一言で表すには十分汎用性がある「尊い」も色々な対象に使われますよね。
推しの顔が尊いほど可愛いとか、頑張ってる姿まぶしい尊い…とか。
因みに私がよく使うのは「うわこの子達の関係性好きほんとに尊い!!」ですね(前もこんなこと言ったな)

そんなわけで今回、この関係性が最高に尊いんだ!!!!という二人が主人公の作品を紹介させていただきます。

「ベイビーわるきゅーれ」
2021年に公開された映画第一作目を含め映画3作、そして今秋に放送されたドラマ「ベイビーわるきゅーれエブリデイ!」からなるシリーズ全4作が本当に好きすぎるという内容になっています。
知っているという方もまだ知らないという方も、暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです。

ベイビーわるきゅーれ とは

2021年7月に公開され、口コミでの評判により低予算製作ながら軒並み動員数を増やしていった映画「ベイビーわるきゅーれ」(通称べビわる)。脚本・監督は「黄龍の村」「ある用務員」などアクションを主体とした作品を多く手掛ける阪元裕吾さん。主演は映画「私の幸せな結婚」や舞台「鬼滅の刃」禰豆子役など数多くの作品に出演しNHK連続テレビ小説のヒロインにも抜擢が決まった若手女優・髙石あかりさん、そしスタントダブルとして映画「キングダム」「るろうに剣心」海外作品「ジョンウィック」でもスタントパフォーマーで活躍の場を広げているスタントウーマン・伊澤彩織さん
察しのいい方はお気づきかもしれませんがベイビーわるきゅーれ、バリバリのアクション映画です。女の子二人組でチンピラ相手に銃撃戦とか、屈強な敵に生身でぶつかる肉弾戦とか、鮮やかなナイフ捌きとかそういうド迫力のアクション描写、そしてさながら「まんがタイムきらら」のような日常の会話劇も繰り広げられるんですけど、アクションシーンとの高低差すごすぎてギャップどころの話じゃないんよ。
あと女性二人のアクション映画、世間のイメージでは「露骨なまでの露出とお色気シーン」って感じで男性ウケを狙った構成をされてると思われがちなんですけども(主語でかくなって申し訳ありません)
ほんとそういう作品じゃねえので。
アクション映画の概念が根本から覆されるので。

ちさととまひろ

ベイビーわるきゅーれの主人公は【元・女子高生の殺し屋】の杉本ちさと深川まひろの二人です。
公式やファンからは「ちさまひ」と呼ばれ親しまれてきたこの二人、
単に可愛いだけじゃなく、あほほど強すぎる最強の二人なわけなんですよ。
殺し屋としてお仕事してる時は空気が変わったようにカッコよくなっちゃうんですよ。
オタク好きなやつだろーーーがい!!!!!!
プラスでこの二人の会話劇とか日常が、日常アニメかってくらいゆる~~~いんですよ。
オタクが好きなやつだろーがって!!!!!!!(2回目)

杉本ちさと(演:髙石あかりさん)

https://twitter.com/babywalkure2021/status/1803352028581863673

黒髪ロングヘアが特徴の「ちさまひ」のちさの方。性格は明るく快活、ですがストレスには弱い方で少々キレやすい一面を持っています。犬がフローリングを走る音のマネをして「チャッチャッチャッチャッ」と言いながら移動したりと日常でのユーモアがかわいらしい女の子なんですが、銃撃の腕前がピカイチのプロ。辛い物好き。まひろのことを大事に思っている。

深川まひろ(演:伊澤彩織さん)

https://twitter.com/babywalkure2021/status/1803714405865021797

金髪ショートヘアが特徴の「ちさまひ」のまひの方。腕っぷしが強く、接近の肉弾戦が得意。身体的に頑丈で、頭突きが必殺技。いわゆるコミュ障で、初対面の相手と話そうとするとボソボソ声になってしまうなど社会に馴染めない性格の様子。バンド音楽が好きで、仕事着や私服でよく身に着けている。ちさとのことを大事に思っている。

ちなみにちさまひ、第一作目でデュエットのキャラクターソングを劇中歌で出してるし、映画のパンフレットにはちさまひがお家でだらだらと喋ってるだけの日常的なドラマCDが毎回付いてくる。オタクに優しい殺し屋ってことですか……?(??????)

ベイビーわるきゅーれ(映画第一作目)

https://youtu.be/M6I8mcZ-5xM?si=k9Y2kA1GVP_fat9X
「ベイビーわるきゅーれ」予告編

女子高生殺し屋2人組のちさととまひろは、高校卒業を前に途方に暮れていた・・・。
明日から“オモテの顔”としての“社会人”をしなければならない。組織に委託された人殺し以外、何もしてこなかった彼女たち。
突然社会に適合しなければならなくなり、公共料金の支払い、年金、税金、バイトなど社会の公的業務や人間関係や理不尽に日々を揉まれていく。
さらに2人は組織からルームシェアを命じられ、コミュ障のまひろは、バイトもそつなくこなすちさとに嫉妬し、2人の仲も徐々に険悪に。
そんな中でも殺し屋の仕事は忙しく、さらにはヤクザから恨みを買って面倒なことに巻き込まれちゃってさあ大変。
そんな日々を送る2人が、「ああ大人になるって、こういうことなのかなあ」とか思ったり、思わなかったりする、成長したり、成長しなかったりする物語である。

引用元:映画『ベイビーわるきゅーれ』オフィシャルHPより https://babywalkure.com/bw01/

あらすじから確信したね。
こりゃただのアクション映画じゃねえなってね。

まずこのシリーズの世界観での殺し屋の組織が「殺し屋協会」っていうデカめの組織が存在してるっていう設定なんですけど、そこの制度的には所属している殺し屋は何かしらの職業につかなきゃいけないとか、寮を出てアパートを借りるなどして自立しなければいけないとかあるみたいなんですよね。主人公のちさと(演:髙石あかりさん)とまひろ(演:伊澤彩織さん)はそれを担当仲介人の須佐野(演:ラバーガール飛永翼さん)からカフェで告げられ、家賃とか年金とか諸々の話をされるシーンがあります。
すごい!!確定申告とかがあるタイプの殺し屋の世界だ…!!
そんでもってあらすじの流れを見ていくと、殺し屋の物語であると同時に「モラトリアム」の物語でもあるんですよ。現代に生きる若者が抱えてる「働くことへの疑問」などがちさととまひろにもあって、自分にできることとできないことの狭間で葛藤する様が描かれてたりして若年層にも刺さる内容になっているんだよな。
そして要となるアクションシーン、まひろ役の伊澤さんが繰り出すアクションから始まるんですがほんとに複数vs一人のアクションって凄まじい…相手も反撃するのにそれを避けながら全員ボコボコのズタズタにしていくまひろの実力の強さに圧倒…
また今作の大まかな見どころで上げる所なんですが、シンプルにちさまひがてぇてぇ~~~~~~ってとこですね。いや仕事上の相棒で同居人なんですけど、やっぱりちょっとした喧嘩とか衝突があったりするんですよ。ただその仲直りの仕方が思わずエモ涙流すほど尊いし可愛い二人らしくてもうこちらドカ笑顔

べビわるはシリーズ全体的に登場する個性豊かなサブキャラクターも本当に魅力的なんですよ。今作で登場するのは浜岡一家一平(演:本宮泰風さん)とかずき(演:うえきやサトシさん)の親子と妹のひまり(演:秋谷百音さん)と側近の渡部(演:三元雅芸さん)、まひろが面接を受けるコンビニの店長(演:ラバーガール大水洋介さん)、清掃員の田坂さん(演:水石亜飛夢さん)、敏腕殺し屋の大出(演:伊能昌幸さん)等々。特にヴィラン役に当たる浜岡一家が暴力団関係で容赦なく恐いんですけどクセつよ~~~~~!!!ってなってなんか憎めないし、田坂さんという愛すべきクセつよキャラクターが私個人的に大好きなんですよ。田坂さん、一見めっちゃ嫌味な業者の人感出してくるんですけど…ちさまひに大変ウザがられてて可哀想なんですけど…そこが好きなんだよな………

とりあえず見ていただきたいので多くは語らないから
まずはこっから観てくれ。最高をお約束します。

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(映画第二作目)

https://youtu.be/UoiLiUt2NIA?si=JMLOfI2a0L8HqZIB
「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」予告編

ちさと(高石あかり)とまひろ(伊澤彩織)は、また途方に暮れていた・・・。ジムの会費、保険のプラン変更、教習所代など、この世は金、金、金。
金がなくなる・・・。時を同じくして殺し屋協会アルバイトのゆうり(丞威)とまこと(濱田龍臣)兄弟も、途方に暮れていた...。
上からの指令ミスでバイト代はもらえず、どんなに働いたって正社員じゃないから生活は満足いかない。この世は金、金、金。金が欲しい・・・。そんなとき「ちさととまひろのポストを奪えば正規のクルーに昇格できる」という噂を聞きつけ、作戦実行を決意。ちさと・まひろは銀行強盗に巻き込まれたり、着ぐるみバイトをしたりとさあ大変。そんな二人にゆうりまこと兄弟が迫りくる・・・!育ってきた環境や男女の違いはあれど、「もし出会い方が違えば仲良くなれたかなぁ」なんて思ったり思わなかったり、ちょっと寂しくなったりならなかったりする物語である。

引用元:映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』オフィシャルHPより https://babywalkure.com

前作の第一弾が低予算製作だったらしいのですが、評判が口コミで広がり大ヒット、一部の映画館では9か月のロングラン上映もされアクション映画として高い評価を受けたのです。
映画第二弾となる2ベイビー、まず映像の質が格段に上がっている。そしてかなりアクションシーンが増えている
ちさまひの鮮やかなアクションが迫力のある映像で尺増し増しで控えめに言って満足度バカ高いです。

今作の見所はあらすじにも登場している新キャラの「神村兄弟」のキャラの濃さだと言いたい。
なんてったって2人の登場シーンからの銃撃戦が冒頭からあるんですが、ちさまひと比べてだいぶ泥臭く闘って息絶え絶えになりながらなんとか生き残るし、殺し屋でありながら青春したりとか、全部が人間的に愛おしかったりするんですよね…2人は殺し屋協会のアルバイトから正規雇用になりたくて噂話を信じてちさまひと対峙するんですが、兄の神村ゆうり(演:丞威さん)がちさまひの写真を見ながら「燃えるぜ…」って呟くの、ジャンプの主人公かて。弟のまこと(演:濱田龍臣さん)はいつも猫の顔が描かれたTシャツを着てるんですがそれにまつわる奇行がやばくて面白くて可愛いのでそこにもご注目ください。

そしてちさまひの二人の関係値、もう一年ぐらい一緒に暮らしてるからってだけじゃないんですけど
確実に絆深まっとるんよ。オタクの目の錯覚じゃないです。
着ぐるみ着て一緒にバイトしたり、家で一緒にパフェ作って食べたりかき氷作って食べたり…
いや家でパフェ作って食べるって何?そんなんします??可愛すぎか???
仲が良いのは勿論のこと、結構激しめな喧嘩もしたりして…でも結局しれっと仲直りするとことか
喧嘩と言い合いも日常なんだなと思わせてくれたりして…
神村兄弟とのバトルの時の言葉の掛け合いがそんな二人の良さを詰めまくってて
「ハア~~~~~~~~~~~~~~~??????好き」となる。

さてそんな2組の凸凹殺し屋コンビ、正直言って「どっちも負けないでほしい」ってなるほどデェ好きになっちゃうので、
映画館でプリキュア観たときみたいになっちゃうな。どっちもがんばえ~~~!!!!!!
あと他にも見所は前作にも登場した清掃員の田坂さんと、田坂さんの後輩にあたる宮内さん(演:中井友望さん)、仲介人の須佐野さんの可愛い掛け合いとか、神村兄弟の仲介人の赤木さん(演:橋野純平さん)のうだつの上がらなさとか、「花束みたいな恋をした」を熱弁する松本さん(演:渡辺哲さん)との会話の面白さとか…
もうとにかく全部良いんですよ!!!!!!!(自棄)
特にこれを見て「べビわる…面白いな……」「神村兄弟好きだな………」「ちさまひてぇてぇな……」「田坂さん………(?)」
ってなる人絶対いると思うのですかさず沼に引きずり込んでいきます。

後半に続く~~~~!

まだまだ紹介したいところですが一旦区切りたいと思います!!

ご紹介した「ベイビーわるきゅーれ」と「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」は
U-NEXTなど各サブスクリプションサービスで視聴可能なので
気になった方はぜひ観てみてください。
感想や「べビわるいいよね!」などのコメントもお待ちしてます!

ではまた、次回お会いしましょう!!