
こんにちは。
少ししばらくぶりになりましたが、今回もSNSで発見して気になった
マンガについて書いていきたいと思います。
ちなみに前回はこんな感じ↓
かくも美しい枇杷かな子さんの世界 | ラヴヴァン (village-v.co.jp)
みいちゃんと山田さん
今回取り上げたいのはダイアナさんという漫画家さん※1です。
はじめて読んだのは、TLに流れてきたこちらのマンガ作品。
お菓子みたいにふわふわの絵柄なのに、描きだしてるものは鉛みたいに重い。
「異国で迷子になった子供のようだった」という冴え冴えとした言葉の響きの美しさと、
描いてある内容と、最悪な締めの文言とのコントラスが強すぎて…。
たった4Pの作品ながら鮮烈な印象を受けたのをよく覚えています。
他作品も読んでみると
先ほどの段落で※1とした理由にもなるのですが、このアカウントの作品を遡って読んでいくと
「みいちゃんと山田さん」のように固有名詞のタイトルのシリーズものは他になく、
明らかに違う絵柄の人の漫画も載ってることが分かってきます。
ので、ダイアナさんという名前は個人名ではなく、複数の作家の作品の
投稿の場なのかなと推測します。(違ったら教えてください…)
だからプロフに 夜の絵描き”たち” と記載してるのか…!と納得しつつ
みいちゃんと山田さんを描いてる亜月ねねさんの
個人アカウントも発見したので挙げておきますね。
本筋とは関係ない一枚絵なんかもアップしてくれてます。
pink
その後ダイアナさんのアカウントをかなり遡っていろんな作品に目を通したのですが
複数の作家さん共通して夜職・パパ活・ルッキズムについて描かれいて、ヒリヒリした読み心地…
ここで個人的に思い出したのは、かの名作「pink」でした。
引用元:マガジンハウス https://magazineworld.jp/books/paper/2141/
違うところは、やはり時代背景でしょうか。
「pink」が連載していた'89年当時はバブル期。”壊れてしまった”主人公が
「もっと欲しい」を適える、幸せになるために選んだのが夜の仕事。であるのに対して
ダイアナさんの作品に出てくる女の子たちは普通の女の子たちが
「普通に生きるため」に夜の職を選んでいるので切迫度がまるで違うんですよね。
蛇足ですが、影の付け方に近しいものを感じるので、作者さん岡崎京子さんを
お好きだったりするのかな?と憶測していたりもします。違ったらすいません。
終わりの始まり
戻って「みいちゃんと山田さん」のお話。
「みいちゃんが~されるまで〇か月」の〇部分の数字が次第に少なくなっていくのが
切ないながらもぐいぐい”次”を読みたくなる構造になっていまして
・12~10ヶ月…みいちゃんがどういう女の子なのか
・9~7ヶ月…みいちゃんがどんな風に人と接するのか
・6~5ヶ月…みいちゃんがどんな暮らしをしてる/してきたのか
が描かれており、その歪みに時に呆れたり、腹を立てたりする形で
山田さんの人となりも描写されていきます。
そして最新の投稿の【10ヶ月目】の①ではみいちゃんがふいに
お店を辞めてしまい、山田さんと離れ離れになるところからスタートします。
(この記事を書いてる12/5 正午では⑤までアップされてます)
このひとつ手前の【9ヶ月目】のみいちゃんの挙動不審ぶりから推測される
もろもろから、ヒリヒリ度数がまた一段上がってはいたのですが
ああもうみいちゃんの紹介は終わったんだな、あとは終わりに向けて舵を切ったんだな…
という疾走感に、寂しくも熱狂を帯びていくのを感じます。
つらいエンディングになることは目に見えていつつも
それでもこの2人がどういう着地を向かえるのか、見届けずにはいられません。
最後に
いかがだったでしょうか?
「みいちゃんと山田さん」、読みたくなりましたか?
今だとkindleで全話まとめてくれいるので、こちらで読む方が読みやすそうです。
無料ですし、ツイッター(X)には無い絵やあとがきも読めるのでオススメ。
ここまで目を通して下さりありがとうございました。
