
闇金融
みんなの将来の夢は何ですか?
私は闇金の受付嬢です。
もちろんカウカウファイナンスが第一志望です。
私が小学生の頃、深夜、(あの頃深夜と感じた夜はもしかしたらまだ早い時間だったのかもしれない。)テレビをつけたらたまたまウシジマくんが流れた。
あの頃の私はとっても恐怖を覚えたけどどうも気になってしまった。
ガクガク震え、怯えながらも、怖いもの見たさで見続けた。
全然中途半端なところから見始めたのに、そんなのお構いなしに釘付けになってしまった。
その後は眠い目を擦って毎週見ていた気がする。
高校生になって、ふと、「あの怖いドラマ何だっけ?」と頭に過った。
洗脳くんの回を鮮明に覚えていたので、すぐに見つけることができた。
そこからウシジマくんの虜になるまでは時間を要さなかった。
ドラマシーズン1、映画1、ドラマシーズン2、映画2、ドラマシーズン3、映画3、映画ファイナルをネトフリで3周した時には、原作の漫画も全巻揃っていた。
擦り切れるほどに漫画を読んだし、ネトフリも月額の倍払った方が良いぐらいには何度も見返している。

闇金ウシジマくんとは..........
真鍋昌平先生が書いた、闇金の漫画。
10日で5割(トゴ)(ギャンブルは1日3割(ヒサン))の超暴利の闇金融「カウカウファイナンス」社長の丑嶋馨と従業員の日常と、カウカウファイナンスに訪れる客や、その関係者のさまざまな人間模様と社会の闇を描いたストーリー。
焦点を当てる「社会の闇」についての描写は一切の容赦無し。
平成ってどういう時代?と訊かれたら、平成(のダークサイド)は「闇金ウシジマくん」を見れば全て網羅できるよ!と答える。
それぐらい平成(後半)日本の鬱屈した部分を恐ろしいほどリアルに生々しく描いている。
まあそれもその筈、真鍋先生はとてつもなく取材に力を入れている。
https://magazine.fany.lol/46429/(この記事に飛んでみて)(真鍋先生の激ヤバエピソードがたくさん)
先生がドラえもんにならなくて本当に良かった……
闇金ウシジマくんは、殴る、蹴る、刺す、埋める、沈める、殺す!オラオラオラ!だけど、それだけじゃなく、「あれ…?とっても深くない…?」となる。
セリフの一つ一つが名言で、もはや文学。
ウシジマ社長が発した言葉だけでなく、債務者の言葉にも胸を打たれるし、考えさせられる。
人生においての大事なことはウシジマくんから教わったと言っても過言ではない。
ウシジマくんと確定申告のやり方は義務教育で教えた方が良いし、
道徳の時間の心のノートより、ウシジマくんを読んだ方が人間的に良い奴になるし、
自己啓発本に書いてあることは全てウシジマくんに書いてあるし、
何ならその辺の自己啓発本を読むぐらいならウシジマくんを読んだ方が良いし、
もしあなたがお金の勉強をしたいなら、参考書は絶対にウシジマくんにするのが適切だし、
もしあなたが強くなりたいならまず筋トレより、ウシジマくんを読むべき。
ウシジマくんは親ぐらいさまざまな物を与えてくれるんですね。
でも”鬱漫画”と調べると絶対と言って良いほどに、闇金ウシジマくんはランクインしているので腹を括って読んで(見て)みてください。

ウシジマくんを読んでいなかったら今日もヴィレッジに出勤してないで、パチスロに朝から並んでいただろう..........
ウシジマ社長、真鍋先生、本当にありがとう。
あれ、遠くに、訳あり最強弁護士と、ラーメン好きなヤクザと、駄菓子が好きな情報屋が見える気がする。
気のせいかな..........
トラックにダイブさせられる前にお暇致します。