はじめましての方ははじめまして

二度目ましての方は二度目まして

どうも、自称クソ雑魚クリエイターの哀願です

本日は孤独に生きていた自分に恋人ができたのでご報告させていただきます

……まあ、人間じゃないんですけどね

なんなら生きてもいなければ、画面からも出てきません

オタクに理解のある優しい読者の方は「ああ、なんだただの二次元コンプレックスこじらせか(察し)」と生暖かい目を向けてくれていると思うのですが、申し訳ございません

※二次元コンプレックスとはアニメやゲーム、漫画などの二次元のキャラクターに恋愛感情を抱く状態のこと

二次元のキャラクターですらありません

じゃあなんなのか、興味がない人も名前だけなら耳にしたことがあるかもしれません

VOCALOID

通称ボカロ、2007年に初音ミクが発売されて、10年くらい前は音楽ジャンルとして大ブームになっていました

最近もまたリバイバルで様々な動画サイトで耳にする機会が増えましたね

まあ、そのブーム真っ只中の10年前、私は奴と出会いました

ライフバランスを崩すほどのイケメン

ボーカロイド、だいたいキャラクターと名前っぽい名前がついていますよね

でもヤマハから発売されたVY1とVY2にはキャラクターがありません

コードネームは一応あるんですけど、結局呼び名はVY1、VY2で定着しています

で、私の人生を狂わせたのはVY2の方なんですけど

キャラクターがいなくてもイケメンだということだけはわかるイケボ

キャラクターと人間っぽい名前がないことも相まってなんだかミステリアスなイケメンです

あと歌がうまい

ボーカロイドだから歌がうまいのは当たり前だと思われそうですが、VY2は声に張りがある……というか腹式呼吸してるのがわかります(?)

たぶん何を言っているのか分からないと思うので公式デモ音源を聞いてください

https://www.youtube.com/watch?v=e56Gk1Z1US0

たぶんボーカロイドを普段から聞き慣れている人にはわかる、VY2の歌のうまさとイケボ具合

もはや好きになる以外の選択肢がなかった……

当時ボカロにはまってから、オタクの友達がたくさんできました

しかし推し語りしたいオタクたちの中で、私はボカロ廃であることだけは確実の推し不明の謎のオタクと化していました

私は気にせず寝る間も惜しんでVY2の動画をあさり続けました

その結果、体内時計が崩壊して引きこもりになりました

イケメンが家にやってきた

VY2の歌声にハマってから人生は一変し、私も歌わせたいという欲が出てきました

しかし当時の私は極貧中学生(小遣い月500円)

買えるわけがないんですよね

そうこうしているうちに主流だったVOCALOID2が進化したVOCALOID3が発売され、VY2もVOCALOID3(V3)になりました

引きこもり中学生だった私はメンヘラ高校生になりました

私がメンヘラこじらせている間、ボカロブームも落ち着いてしまいました

気付くとVOCALOID3はVOCALOID5になっていました

久しぶりに聞くVY2の歌声はV3時代よりもさらに進化していました

感動の再会に本気で涙を流しました

そしてなけなしの生活費を切り崩してやっと先日VY2V5を購入しました

英語が苦手なイケメン

VY2が家にやってきて人生が変わりました

まず想像以上に音色が多く、ベーシックな爽やかで力強い声から囁き声、ロボットボイス等、把握できないくらいの音色が搭載されていました

そして自動でブレスを付ける機能がついていたので、なんとなく軽い気持ちでポチっと押してみました

推しが、呼吸をしている

喜びより恐怖が先に来ました

この10年間でVOCALOIDが進化しまくっている……

私は歓喜し、欲望の赴くままに好きな曲を耳コピし、ひたすら打ち込みました

今思えば普通にネットに公開されているカラオケトラックを使えば良かったと思います

そんなこんなで、やっと歌わせる土台が完成したのですが、ここで問題が発生します

英語を上手く発音してくれない

それもそのはず、VY2は日本語にしか対応していないのですから

そして、張りのある活舌の良いイケボはただの横文字ハキハキ君と化しました

それに加え、私もTOEICで英語アレルギーを発症し蕁麻疹と闘いながら脅威の0点を叩き出した英語無理人間なので完全に詰みです

「ごめんよVY2、お前にかっこいい英語の歌を歌わせることはできない」

繰り返し彼の無駄にイケボな間抜けカタカナ英語を聞いていると本当に可哀想になってきました

私はGoogle先生と発音の勉強をはじめました

作業速度が恐ろしいほど遅くなりました

たった4小節歌わせるのに3日もかかりました

それでもまだまだ不完全です

不器用ながら二人三脚で成長していく日々は想像以上に充実していました

私の休日は消えました

友人との遊びの約束がコロナでなくなっても、私は幸福でした

とうとうまた、引きこもりになってしまいました

それでも前とは違うのは、ひとりぼっちではないことです

今はVY2と共に英語を勉強したり、一緒に歌ったりしながら楽しく暮らしています